2025.06.17
建売住宅 その他

【2025年版】福岡県の新築一戸建て住宅にも欠陥?購入前・入居後にすべき最低限の点検ポイント

2025年福岡県の新築一戸建て住宅の契約前の3つの重要ポイントや内覧会の準備と見ておくポイントや入居後の保証とアフターサービスなど確認事項まとめ

目次

 

新築だからといって、必ずしも完璧な状態で引き渡されるとは限りません。

施工ミスや仕上がりの粗さ、見落とされがちな初期不良が潜んでいることもあります。

大切なのは、「契約前」「内覧会(兼施主検査)」「入居後」の3段階で、自らも納得するまでチェックを行うことです。

そこで今回は、福岡県内で新築一戸建て住宅を購入し、快適に問題なく暮らしていくために、最低限押さえておきたい点検ポイントをお伝えします。

契約前の3つの確認事項

建売住宅では、完成済みの建物を実際に見ることができる点が、注文住宅とは異なります。

ただし、見た目のきれいさ、コーディネートされた内装だけで購入を決めてしまうと、入居後に「こんなはずじゃなかった」という状況を招きやすくなります。

そこで肝心なのは、契約前の3つの確認事項です。

1.販売元・施工会社の信頼性と実績

どこの会社が販売しているのか、施工はどの会社が担当したのか、それぞれの会社は信頼に値するのか、どこまで住宅の面倒を見てもらえるのか、基本的な情報を得ることからスタートです。

  • 販売元(売主)の情報
    宅地建物取引業の免許番号、業歴や過去のトラブル有無
    Googleマップのレビュー、SNSでの評判、行政処分歴の有無
  • 施工会社の技術力や過去の施工実績
    他の分譲地や完成物件を実際に見学して仕上がりや施工の丁寧さを確認
    見えない部分(床下、天井裏、断熱処理など)への説明の有無
  • アフターサービス対応の評価
    「引き渡し後にすぐ対応してくれた」「不具合の連絡に迅速だった」など、居住者の口コミが判断材料

特に、アフターサービスについては、保証の年数、有償と無償の区分、定期点検の有無について必ず漏れなく確認しておくと安心です。

なお、分譲された土地に、あらかじめ指定された施工会社と建築請負契約を結ぶ「建築条件付き住宅」も建売住宅として位置づけられることもあります。

この場合、住宅の完成前に土地を購入するため、「建物プランの柔軟性や対応力」「契約内容の理解」も求められます。

2.設計図・仕様書とのすり合わせ

購入を検討している物件の設計図(平面図や立面図)や仕様書が閲覧可能だったとしても、建築知識が不足していれば、どこをどう点検すべきかの判断は難しいものがあります。

かといって隅々まで見る時間も余裕も与えられるわけではないため、優先的に見ておきたい部分を照らし合わせながら確認しましょう。

  • 間取り・動線の確認
    家事動線、玄関からキッチンまでの距離、階段の位置や勾配など
  • 設備や内装のグレード
    水まわりや収納設備などは質感やサイズ感、使い勝手を見る
  • 記載漏れや仕様変更の有無
    設計図にあるはずのコンセントが設置されていない、エアコン用のスリーブが抜かれていないなど、細かい点もチェック対象

不安な点やわかりにくい箇所があれば、販売担当者に質問し、書面での確認や説明を求めるようにします。

3.ホームインスペクションの活用

第三者によるホームインスペクション(住宅診断)を実施することで、見落としがちな欠陥や不具合を事前に把握することができます。

指摘された箇所について販売元に是正を求める、購入を再検討する材料にできる点で、「申し込み後」から「契約前」のタイミングでの実施がおすすめです。

費用は物件の広さや診断項目によって異なりますが、5万円~8万円程度が相場です。

短期間で診断してくれるサービスもあり、忙しい方でも利用しやすくなっています。

販売元で第三者による点検が実行されていれば、その結果などを見せてもらうようにしましょう。

売り出し中の福岡県内の建売住宅は、見学実施中の物件もあります。

契約前の確認事項は販売元や施工会社の信頼性と実績や設計図と仕様書とのすり合わせやホームインスペクションの活用など

内覧会の準備と見ておくポイント

新築の建売住宅では、契約後から引き渡し前までに、「内覧会」と呼ばれる確認の機会が設けられるのが一般的です。

この内覧会は、住宅の完成状態を確認する場であると同時に、いわゆる「施主検査」の役割を兼ねて行われるケースも多く、購入者にとって非常に重要なステップとなります。

ここでは、内覧会に臨む前に準備しておくべき持ち物や、チェックすべきポイント、見落としがちな注意点まで詳しく解説します。

持ち物リストと便利グッズ

内覧会に持っていくべき基本の持ち物と、あると便利なグッズを紹介します。

必須アイテム一覧

  • スマートフォン(カメラ・動画撮影用)
    不具合や気になる箇所は了承を得て写真や動画で記録しておくと、後日の説明や交渉がスムーズに。
    必要に応じて、ボイスメモ機能で販売担当者の説明内容を録音。
  • 筆記用具・メモ帳
    気になった点や要望をその場で記録。
    付箋を持参すれば、問題箇所に直接貼って可視化も。
  • チェックリスト(印刷して持参)
    壁や床、建具、設備の動作などを網羅した点検リストを用意。
    施主検査にも兼用可能。
  • メジャー(巻き尺)
    家具配置や収納スペースの寸法を確認。
    設計図上の数字と実際のサイズ感を照らし合わせるのにも便利。
  • スリッパ(2~3人分)
    室内を見て回る際に必要。同行者の分も含めて持参。
    現地で用意されていないこともある。

あれば安心な便利グッズ

  • 水平器アプリまたは小型の水平器
    床の傾きや棚の水平具合をチェック。スマホアプリでも代用可。
  • 懐中電灯やスマホライト
    クローゼットの奥や床下収納など暗い場所の確認に便利。
  • 養生テープやマスキングテープ
    キズや汚れなどをマーキング。

施主検査でも使えるチェックリスト

不具合を見つけ、的確に指摘・記録しておくためにチェックリストを用意しておけば、見落としや確認漏れも抑えることができます。

たとえば、以下のような区分で整理しておくと便利です。

  • 室内全体(壁・天井・床のキズや浮き)
  • 建具(ドアや収納の開閉不具合、建て付け)
  • 設備(キッチン・洗面・浴室・トイレの動作)
  • 電気関係(スイッチ・コンセントの位置や作動確認)
  • 外部・外構(バルコニーや排水設備の状態)
  • 収納(可動棚、扉の仕様、内寸)

「建具が傾いて閉まりにくい」「コンセントの位置が図面と違う」といった不具合は、現地では動画や画像で記録します。

後日、修正箇所一覧として書面等を渡せば、引き渡し前に対応可能かも確認できます。

見落としがちな注意点

つい見落としがちなチェックポイントを具体的に紹介します。

  • 天井・高所
    天井付近のクロスの浮き、角の仕上がりの荒さ、照明器具の取り付け位置など。
    吹き抜けがある物件では、高所の仕上がり確認は忘れがち。
  • 床下収納や小屋裏
    キッチンの床下収納や点検口、トイレや脱衣所の換気口、小屋裏収納など。
    あまり開けない場所ほど、初期不良や施工ミスが発見されやすい。
  • 外構や境界部分の仕上がり
    駐車場コンクリートのひび割れ、境界ブロックやフェンスの位置・仕上がり、雨樋や排水マスの状態、表札・インターホン・ポストのキズ・動作不良など。
  • 水平・傾きの違和感
    メジャーで左右の高さを測る、水平器アプリを使う。

内覧会では、どうしても最初に意識を向けたところしか、目に入らなくなりがちです。

見ても判断できない部分もあるかもしれませんが、率直な疑問を営業担当者にぶつけてみるのも、点検と同等の効果はあります。

高品質な福岡県内の一戸建て住宅を見たいなら、すぐに問い合わせてみましょう。

内覧会の持ち物リストや便利グッズの紹介や施主検査でも使えるチェックリストや見落としがちな注意点などまとめ

入居後の保証とアフターサービス

住み始めてから気づく不具合や経年による劣化への対応こそが、長く快適に暮らすための鍵です。

具体的には「保証内容」と「アフターサービス体制」なのですが、販売元との契約内容に大きく左右されるため、購入前にきちんと確認・すり合わせが求められます。

この章では、新築住宅に付帯する保証の基本や、実際にトラブルが起きた際の対処法について、具体的に解説します。

保証の対象と内容

建売住宅を購入した場合に適用される代表的な保証制度と、販売元独自の保証サービスについて整理します。

  • 住宅瑕疵担保責任保険
    新築住宅では「構造耐力上主要な部分」と「雨水の侵入を防止する部分」に対して、10年間の瑕疵担保責任が義務付けられている。
    販売元が加入する「住宅瑕疵担保責任保険」によって、万一、倒産しても一定の修理費用が保険でカバーされる。
  • 設備や内装部分は販売元やメーカーが独自保証
    1~2年程度の短期保証がほとんど。
    契約書や保証書に記載の期間・条件外では有償修理になる可能性。
  • 販売元独自の保証
    構造外の部分も5年・10年と保証を延長できる有償プランや、設備交換サポート付きのサービスなどが代表例。

独自サービスの有無、費用や条件などは、契約前に必ず確認しておくべき項目です。

点検時期と有償無償の確認

新築一戸建て住宅の購入後は、一定期間ごとに実施される定期点検が設けられているのが一般的です。

しかし、点検の実施時期や対応内容、無償か有償かといった点は、販売元や施工会社によって異なります。

以下、引き渡し後の定期点検時期と実施項目の目安です。

  • 3ヶ月点検
    建具の調整や仕上げの不具合などの初期対応が中心。
  • 6ヶ月・1年点検
    生活して気づく床のきしみ、水まわりの異音、設備の不具合など。
  • 2年点検以降
    長期保証対象外の不具合が発生しやすく対応の可否が分かれる時期。

点検スケジュールを把握するためにも、契約書・保証書・点検記録表など関連する書類は、ファイリングして保管しておきましょう。

点検作業そのものは無償で実施されることが一般的ですが、発見された不具合や劣化が保証対象外と判断されると、修理費用が自己負担となるケースがあります。

点検時は可能な限り施主自身または家族が立ち会うことが望ましく、不具合の詳細な説明や対応可否についてその場で確認・記録しておくと安心です。

不具合発生時の対応法

不具合の発生・発見となれば、契約書や保証書に記載されているアフターサービスの連絡先(担当部署または担当者)に連絡を入れましょう。

緊急性のあるトラブル(漏水、電気系統の異常など)でなければ、メールなどで状況を伝え、写真を添付するとスムーズです。

保証期間内での不具合であれば、ほとんどのケースで無償対応となります。

ただし、自然災害や過失による破損、第三者による施工変更が原因の場合は保証対象外となることがあります。

不具合の状態が改善されない、何度も同じ箇所にトラブルが発生する場合は、第三者のホームインスペクターへの相談も有効です。

もしくは公的機関の「住まいるダイヤル」への相談も視野に入れましょう。

入居後の保証の対象と内容や点検時期と有償無償の確認や不具合発生時の対応などアフターサービスの確認など

まとめ

新築一戸建ては、信頼できる販売元からの購入がベストですが、それでも予期せぬ不具合は発生するものです。

それゆえに、契約前・内覧会・入居後の各段階での点検は、引き渡し後の暮らしの不安やリスクの低減に繋がります。

新築=安心ではなく、確認=安心という意識で、賢く住まい選びを進めていきましょう。

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また、福岡県で新築の一戸建て住宅の購入を検討している方は、リブワークにぜひご相談ください。

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