2021.07.30
建売住宅 一戸建て 資金計画 住宅ローン

福岡県内で家を建てる場合の相場は?土地あり・なしの違いや年収別予算について解説

福岡県内で家を建てる場合の相場は?

 

土地の有無、間取りや設備の仕様、年収相場、必要な頭金など購入予算について解説します。

 

福岡県内で家を建てる場合、どの程度の金額が必要か、頭金やローンの割合はどの程度が妥当なのでしょうか。これは、購入する建物の仕様や、家を建てるための土地を持っているかどうかによって様々です。特に注文住宅は自由な設計ができる分だけ、価格相場もわかりにいとされています。

 

購入する注文住宅の建て方(屋根や外壁のグレード)や設備のグレード、間取り、土地の有無による相場、年収別による頭金やローンの相場について紹介・解説します。

 

福岡県内で家を建てる時に知っておきたいお金事情

福岡県内で家を建てる場合、まずは土地が有るか無いかで総額が大きく変わってきます。相続等により既に土地が用意できている場合は、家の建築費のみで済みますが、土地がない場合は、土地購入資金+住宅建築資金が必要となります。

 

国土交通省調査報告書※1では、令和元年度の注文住宅購入価格(全国平均)の相場は、土地購入資金と住宅建築資金の合計で約4,600万円との調査結果が報告されています。

 

内訳は、土地購入に約1,400万円、建築費に3,200万円です。既に土地がある場合や、郊外などの比較的リーズナブルな価格の土地を見つけることができ、土地購入費を抑えることが出来れば、注文住宅購入費全体を抑えることが出来ます。

 

また、建築費についても、建て方を工夫すれば、2,000万円までに抑えることも可能で、更に全体費用を少なくできます。

 

※1令和元年度住宅市場動向調査報告書 令和2年3月 国土交通省住宅局

 https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001348002.pdf

 

 

建物の種類による購入価格の相場

家を購入する時の選択肢には、注文住宅、分譲マンション、分譲戸建住宅(建売住宅)と大きく分けて3つあります。それらの購入価格の相場についてみていくと、注文住宅の位置付けも見えてきます。

 

注文住宅の購入価格の相場については、先程も挙げた通り土地代込みで約4,600万円でしたが、分譲マンションの購入価格平均は、約4,400万円※1と公表されております。

 

分譲マンションについては、間取りや設備は既に決まっており、自由に設計することは出来ない場合が多いですが、特に首都圏では戸建てより便利な立地にある場合が多く、土地込みで注文住宅を購入するより費用をやや抑えることが出来るのが特徴です。

 

ただし、土地込みの注文住宅(約4,600万円)と分譲マンションの金額(4,400万円)は差額がほとんどなく、注文住宅の場合、郊外になると更に土地代を抑えることが出来るため、間取りや設備について自由に設計できる分だけ、お得感があると考えることも出来ます。

 

一方、分譲戸建住宅での場合は、土地代込みで約3,800万円※1と注文住宅や分譲マンションに比べ比較的費用は抑えられるものが多いようです。

 

分譲戸建て住宅、いわゆる建売住宅については、間取りや設備も既に決まっていて、購入する時に自由に決められることは少ないです。そうした、住まい方のこだわりよりも、立地条件を気にする人や、マンションよりも一戸建てがよいと考えられる人、コストを重視する人が購入されています。

 

間取りや設備は既に決まっていることで、実物を確認した上で購入を判断できるところや、購入してからすぐに入居できるころが大きなメリットですが、標準的な間取り、比較的安価な設備が採用されていることが多い為、入居してから建築的なこだわりを反映させようとすると構造的な制限があることや、余計にコストがかかることも考えられます。

 

※1令和元年度住宅市場動向調査報告書 令和2年3月 国土交通省住宅局

 https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001348002.pdf

 

 

注文住宅をリーズナブルに建てるコツ

 

注文住宅は上で挙げたように、家を購入する時の選択肢として最も高額な分類に入ることになります。ただし、実は最も金額幅が大きいのも注文住宅の特徴です。

 

注文住宅は、土地代が高い所での建築や、ある一定の高級住宅の購入も見込まれている為、平均金額は高くなる傾向があります。

 

土地から探す場合の注文住宅は、立地条件と建設費とのバランスを自身で決めることが出来ます。分譲マンションや分譲戸建て住宅については、既に土地・建物セット価格である為、それぞれのバランスは自身で決めることができません。

 

例えば、注文住宅の場合、建物はコンパクトに設計し、立地条件を優先して、床面積・土地面積を抑えることで全体費用を抑えることが可能です。

 

立地条件よりも建築的なこだわりを詰め込みたいとなれば、土地代を抑えるよう駅から少し離れた立地とする等により全体費用を抑えることも可能です。

 

コンパクト設計と郊外土地での合わせ技で、建築費も土地代も共に抑えることが出来れば分譲住宅よりリーズナブルなローコスト注文住宅を実現することも可能です。

 

また、注文住宅は建築的な工夫によるコストダウンのコツもあります。分譲マンションや分譲戸建て住宅については、屋根や外装は既に決まった仕様で選ぶことができませんが、注文住宅の場合、屋根や外装を選ぶことができます。

 

屋根や外装は、建築費の中でも比較的大きな割合を占めます。インテリア重視で外装はデザインより丈夫であればよいと割り切れば、見た目よりコスト重視の外装にすることでイニシャルコストを抑えることが可能です。

 

要は、ポイントとなる部分だけにコストをかけ、それ以外のこだわらなくて良いところはコスト重視で材を選んで、全体のコストコントロールをすることで、大きくコストを抑えることが可能となります。

 

住宅を購入する世帯主の平均年収

住宅を購入する際の世帯主の年齢については、国土交通省調査結果では30歳代と40歳代合わせ全体の6割(30歳代4割、40歳代2割)と公表されています。※2

 

30歳代、40歳代が購入層として多い中で、住宅購入者の年収は比較的高額な結果で発表されています。

 

購入する住宅の種類による平均や、年収別割合について考察すると平均年収が高くなる理由も見えてきますので、実態はどの程度かも踏まえ解説していきたいと思います。

 

※2国土交通省 令和元年度 住宅市場動向調査報告書~調査結果の概要~資料2

https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001348001.pdf

住宅購入者の平均年収

 

参考)国土交通省 令和元年度 住宅市場動向調査報告書~調査結果の概要~資料2

https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001348001.pdf

 

 注文住宅(全国平均)を購入される世帯主の年収は約740万円です。やや高額に感じますが、その年収割合(全国平均)については、400万円~600万円が全体の約26%を占めており、4人に1人が400万円~600万円の年収で注文住宅を実現させています。

 

 分譲マンションについては、首都圏など人口密度の高いエリアに多いため、比較的、購入層の年収割合も高くなっております。

 かたや分譲戸建て住宅については、全体の3割が400万円~600万円となります。

 

 国土交通省の調査結果では、400万円以下の年収でも1割程度注文住宅を購入しています。この結果から、ローコストの注文住宅を購入する人もかなりいることがわかります。注文住宅=高価なもので、高年収の人達のものというわけではないようです。

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