
目次
福岡県で建売住宅の購入を検討している時に、「計画道路」と言う言葉を見かけたことはありませんか?
「利便性も良く価格も手頃なのでこの土地を購入したいけど、都市計画道路と記載されていた」
「建売住宅を購入して入居した後で道路が造られるようになったらどうなる?」
このように、建売住宅と都市計画道路の関係が気になる方も多いと思います。
そこで今回は、都市計画道路の特徴や後悔しない建売住宅の購入ポイントを解説します。

都市計画道路には計画決定と事業化決定がある
基本的な知識として、都市計画道路には以下の2つが存在します。
1つ目は「計画決定」ですが、計画決定とは計画の線引きだけされていて、いつ道路が出来るかわからない状態を指しています。
エリアによっては40年~50年経過しても変化が何もない道路も多いのです。
2つ目は「事業化決定」で、これは実際に予算が付いて計画が進行する段階を指しています。
事業化決定のほうが確実に立ち退きが発生します。

都市計画道路対象エリアに建物を建てるメリットやデメリット
では、都市計画道路対象エリアに建物を建てるメリットやデメリットを解説します。
メリット
メリットとしては、立退きの可能性があるため価格が安いことが挙げられます。
ただし計画決定段階でなら長期的に住める可能性もありますし、費用対効果を考えると決して悪くない場合も。
事業化が決定された場合でも行政が土地や建物を購入してくれるので、ある意味買い手が確保されているとも言えるのです。
また、都市計画道路に掛かる土地は将来的に道路になる問題もあるので価値が低めに設定されています。
そのため、固定資産税が安くなる仕組みです。
固定資産税は物件価値に連動していて、物件の価値が上がれば高くなり低くなれば低くなります。
こうした面を踏まえると、価値が低く設定されていることは税金対策上でもメリットなのです。
ちなみに、固定資産税だけではなく相続税も大きく関係しています。
相続税は現金や有価証券だけではなく、土地などにも掛かります。
更には相続税も価値に連動しているので、価値が抑えられると税額も安くなります。
デメリット
もちろんデメリットもあります。
立ち退き時に必要な住み替え用の仮住まいやローンの借換えなど、実際に立ち退きが発生すればさまざまな手間が掛かります。
購入した建売住宅が都市計画道路に接していて進捗状況が気になる場合は、区役所の道路課や県庁などに確認すればある程度のことは判明します。
計画決定段階の場合は、インターネットや近隣への聞き込みなどで情報収集してみましょう。
都市計画道路は計画段階までの場合が大半ですが、道路を敷くことを前提にしているので建築物に制限が加えられているのです。

計画段階によって購入することもお勧め
計画段階によっては、居住用の建売住宅として購入するのもお勧めです。
計画道路の実施時期などによって異なりますが、数年先に計画されているだけの場合は、木造の建売住宅が新築で販売されることもないのです。
ただ不動産投資目的で土地や戸建を購入する場合は、その土地にどのくらい計画道路が掛かるのか・一部または全部なのかで判断が変わってきます。
いずれにしても、どんな目的で建売住宅を購入するかを明確にしておくと安心です。
購入前に購入予定エリアの役所で確認
建売住宅で後悔しないために、購入する前に購入予定エリアにある役所で確認することもお勧めします。
最初は住んでいるエリアの役所に出向きましょう。
役所では道路管理課が窓口になるので、そこで計画道路について質問します。
詳細な情報を手に入れた上で、改めて購入するかどうかを検討しても遅くありません。

まとめ
今回は、都市計画道路の特徴や後悔しない建売住宅の購入ポイントを解説しました。
都市計画道路には計画決定と事業化決定があり、メリットとデメリットも存在します。
建売住宅を購入前に役所で情報収集するなど事前準備を行なうと、福岡県で後悔しない建売住宅の購入が実現します。
福岡県の建売住宅に精通しているリブワークなら、建売住宅に関する疑問もスッキリ解決!お気軽にご相談ください!