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「福岡県で建売住宅購入したいけど耐久性や寿命はどのくらい?」
「建売住宅は注文住宅と比較して寿命が短いの?」
福岡県でこれから建売住宅を購入しようとする方の中には、こんな疑問を持っているかもしれません。
住宅は外壁や水回りなどのメンテナンスが寿命を延ばすために大切ですが、実はその他にも建売住宅の寿命を延ばすポイントがあるのです。
そこで今回は、建売住宅の寿命や建売住宅に長く住み続けているためのポイントを解説します。
建売住宅は注文住宅と寿命の差はない
ここでは、建売住宅と注文住宅で寿命に差があるかを解説します。
結論からいうと、建売住宅と注文住宅では寿命に差はありません。
建売住宅と注文住宅は購入時だけではなく、入居後のコストが掛かる注文住宅のほうが寿命が長いと思われがちです。
その理由としては、以下に解説する2つの法律が関係しているのです。
建築基準法
建築基準法は建物の建築時に守らないといけない法律です。
耐震基準を満たしているかや施工前の建築確認申請、施工後の完了検査など確認項目も細かく設定されているんです。
建築基準法を遵守していない建物は違法建築として扱われます。
建築基準法に沿って基準をクリアした建物は、完了検査済を証明する「検査済証」がもらえます。
検査済証があれば、耐震性や耐久性など一定の住宅品質が保証された建物と言えるのです。
住宅品確法
住宅品確法は住宅の品質を守る為、2000年4月に制定された法律。
住宅品確法は「住宅の品質確保の促進等に関する法律」との意味合いもあります。
耐震性などの住宅性能を明確にする「新築住宅の10年保証」「住宅性能表示制度」を定めています。
建物の引渡後10年以内に「屋根など雨漏りを防ぐ部分」「住宅の柱や壁など構造耐力上大事な部分」で欠陥などの瑕疵が見つかった場合、売主が無償補修などをする必要があります。
住宅品確法の制定で、手抜き工事などが大幅に減りました。
建売住宅の寿命を決めるポイント
ここでは、建売住宅の寿命を決めるポイントについて解説します。
建築資材の品質や施工技量
建築資材や施工の品質が高かったら建売住宅の耐久性も上がります。
その結果、建物住宅の寿命はより長くなります。
ただ、建売住宅は既に建築済みの場合が多いので、建築工程を自分の目で確認できないのも事実。
建売住宅を見学する時は外装や内装などに目が行くと思いますが、建築資材や建築工程などを施工主にしっかり確認して納得して購入しましょう。
入居後のメンテナンス
建売住宅が劣化した時のメンテナンスも、建売住宅の寿命を左右する重要なポイント。
建売住宅は建築資材や施工が既に決まった状態ですが、メンテナンスは自分の判断で行なえます。
大きなメンテナンスとしては、建築10年前後で外壁や屋根の塗装、10年から15年で給排水管など設備機器の更新が多いです。
費用は発生しますがメンテナンスを丁寧に行なうことで住宅寿命が延ばせます。
建売住宅に長く住み続けるためのポイント
ここでは、建売住宅に長く住み続けるためのポイントについて解説します。
内覧時に気になる箇所がないか確認
購入したい建売住宅が見つかると内覧しますが、購入後で後悔しないように内覧でしっかり確認することがポイントです。
ドアや床材などは質感を確認して、どんな建築資材が使われているのかなど説明してもらいましょう。
入居後で故障やトラブルが起きやすい水回りについても、今後のメンテナンスに備えて住宅メーカーに確認しておくと安心です。
土地や地盤が安全な場所を選ぶ
福岡県で建売住宅を選ぶ時には、土地や地盤の安全性をしっかり確認することもポイントです。
立派な建売住宅でも購入後に建物が傾くなどの地盤問題が発生しては、その対応に多くのコストが発生してしまうのです。
建売住宅の購入検討時にはどんな立地であるかを、地図上で確認したりインターネットや自治体で地盤データを確認すると安心です。
まとめ
今回は、建売住宅の寿命についてさまざまな角度から解説しました。
建売住宅は、福岡県を含めた全都道府県に多く建てられ、たくさんの方が住んでいます。
注文住宅よりも価格が抑えられている場合も多く、何より即入居できるという時間的なメリットもあります。
今回の記事を参考にして、納得いく建売住宅が購入できるよう検討してはいかがでしょうか?